鍼治療の効果とメカニズム
なぜ鍼が効くのか? という部分については、
科学的には、未だミステリアスな部分がありますが…
東洋医学的な効果という面で、ボクのイメージを簡単にまとめると、
身体の悪い部分を、免疫システムに注目させる
という感じです。
鍼を刺入すると、身体に異物(鍼)が入ってきた刺激に対して、抵抗しようとする力が働きます。
体内の「治そうという力」が集まります。
この抵抗により、血流が上がり、治療効果を生み出すというイメージです。
東洋医学の長い歴史のなかで積み上がってきた統計により、症状毎に効果の出やすい治療ポイントが見つかっています。それが『ツボ』です。
一方、キネシオロジーやファシア(筋膜)的なアプローチでの鍼治療では、
筋膜のヨレたところをピンポイントに狙い、緩めるという使い方もしています。
最近ではエコー下での鍼治療も進んでいて、エコーで筋膜のヨレを見つけて、そこを狙って刺鍼する治療も増えてきていますね。
キーポイントでは、東洋医学的なアプローチと解剖学、キネシオロジー的なアプローチの両方を取り入れて治療を行なっています。
例えば、腰痛。特にギックリ腰の治療では、肘に鍼を刺します。
何故かと聞かれると、とっても答えにくいのですが、単純に効果が出ることが多いからって答えます。
鍼治療の効果の機序については、世界中で日々研究が進んでいます。
ボク自身もしっかりとアンテナを張って、多くの方々に安心して治療を受けていただけるような説明ができるよう日々勉強し、努力していきたいと考えています。