Category ゴルフの症例

ゴルフ肘の治療

ゴルフ肘の治療について

スイングするたびに痛いっ★って、イライラしますよね。

ゴルフで肘に痛みを感じている状態を『ゴルフ肘』って表現することが多いんですが、実は同じ肘痛でも痛みの症状はさまざまです。

ま、肘の内側が痛い→肘関節内側上顆炎とかっていうのはどうでもいいです。

 

ゴルフ肘かも?って感じたら

まずはセルフチェックしてみましょう!

  1.  痛みが出てから1〜2日(急性期)の場合
  2. もう何ヶ月も痛い(慢性痛)の場合

 

1. 痛みを感じた直後

○見た目をチェック

→内出血していたら、医療機関を受診(組織損傷の疑い)

○触って熱感をチェック

→熱を持っていたら、まずはアイシング(炎症の疑い)

→アイシングを数日続けても痛みが消えない場合は、医療機関を受診

 

 

2. もう何ヶ月も痛い場合

○痛みの場所を特定しましょう


どんな動きで、どこが痛いのか、をチェックします。

手首を曲げたり伸ばしたり、内側に曲げたり、外側に曲げたり、親指側に倒したり、小指側に倒したり…

いろんな動かし方をして、痛みが出る動きを見つけてみてください。

痛みが出る動きが見つかったら、肘の痛いところを観察しながら、その動きを繰り返し、動いている筋肉をリリースしてみましょう。

 

また、上腕(肘よりも上)に痛みが出ているときは、まずは上腕二頭筋、上腕三頭筋を疑います。

 

ご自身で痛みの出る動きが特定できなかったら、一度ご来院いただいた方が、回復が早いかもしれません。

 

肘が痛いから、肘に湿布を貼って様子を見ているゴルファーさんが多いですが、痛みの原因が手首や上腕にある場合は、あまり意味がなかったりします。

 

急性期は、アイシングと休息や安静で良くなることが多いです。

慢性化しちゃうと、無意識のうちに痛みが出ないように勝手にスイングが変わっていきます。

 

変なスイングが完成しちゃう前に、早めのケアがオススメです。

 

 

ゴルフスイング中の骨盤の傾き

インパクトに向かって骨盤は立てていく!

少し前の動画ですが、TPIのYouTubeにアップされていたので、シェアしたいと思います。

 

ゴルフスイング中の骨盤の傾き

 

効率的なスイングにとても大切な要素。

僕がゴルファーを治療する際に、

骨盤の動きをコントロールできているのか、

という部分にこだわる理由がココにあります。

 

動画では、PGAツアープロと一般ゴルファーの骨盤角度の違いを解説しています。

英語ですが、違いはなんとなく分かると思いますよー

 

ざっと解説しておくと、

重要なのは、

インパクトに向かって、骨盤は立てていくべき

ということです。

 

0:30くらいのところで、骨盤をバケツに例えています。

 

●バケツが傾いている=骨盤が寝ている
背中〜腰が沿っている(アーチ)

●バケツが平らな状態=骨盤が立っている
背中〜腰がまっすぐ(フラット)

写真では、ベルトの角度の変化を見てくださいね。

骨盤が寝ている状態(アーチ)

骨盤が立っている状態(フラット)

 

インパクトに向かって、骨盤が傾いた状態から、平らな状態へと変化します。

 

わからない部分があれば、お気軽に聞いてください。しっかり説明いたします!

 

 

勝どきゴルファーの症例|左肩痛

勝どきゴルファーさん

40代 男性

ゴルフ歴5年 右打ち

スイング時に左肩に痛みが発生

 

肩関節の可動域テストは問題無し。痛みも無し。

クラブを持ち、テイクバックへの動き出し時と、トップの位置に近づいた際に痛みが出る。

上腕三頭筋の中上腹付近を圧迫した状態でのテイクバックでは、痛みが軽減される。


スクリーニングテストにより、まず上腕三頭筋の収縮時に痛みが発生していることを疑い、

・上腕三頭筋〜三角筋後部繊維のリリース

・上腕二頭筋&上腕三頭筋の運動パターンとバランスの調整

により、テイクバック時の痛みは軽減しました。

 

が、トップ位置でのゆとりが少なく、詰まるような違和感を無くすために、胸筋〜三角筋リリース、肩甲骨まわりのリリース、滑液包へのアプローチを施し、肩関節可動域を改善。

 

大きな違和感を感じることなくスイングできる状態へと変化が出ました。

 

鋭い痛みが出ないようなら、どんどん動かしていただくことと、

宿題として、「胸筋ストレッチ」。

 


近日中のラウンドで様子をみながら、2週間後に再診予定。

 

 

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